どうもキヨシロー(@RevoKiyo)です。まず今の彼女といままでのお付き合いしていた、女性に謝りたい。
私が持っているパンツは3本で、仕事用に着る『ユニクロのチノパン』と近所を出歩く『アディダスのジャージ』
それと『リーバイス501』のジーパンを1本だけだ。
そのリーバイス501は、股の部分が、破れたとしても彼女になんとか修理してくれとお願いし、なんとか裁縫し直してもらう。
縫っても直らないときは、その辺の安い古着屋で、デニム生地のモノを買ってきて、切って当て布をし修理する。
「捨てて新しいものを買って!」「修理した後が、目立つからかっこ悪いで!」
とずっと文句を言いながらも、直してもらう。
この、ジーパンハラスメントか、なにハラスメントかは分からないが、それに耐えてくれている、今の彼女を尊敬するとともに、代々の彼女たちにも感謝している。
・突然、やってきたヒッピー
ジャマイカに居る時に、世界を旅するバックパッカーがゲストハウスにやってきて、「この辺に、古着屋さんはありますか?」とゲストハウスのオーナーに聞いた。
ゲストハウスのオーナーは、「ジャマイカ人は、古着を買う文化が無いから、そんな店は無いよ!」と答えた。
その時、「ほぉ~そうなのか~」と感心したのだが、以降もその言葉が気になっている。
ジャマイカの人たちの大多数や、ダンスホール音楽をアーティストが歌う歌詞や、SNSで覗き見る生活スタイルから推測するに、金額が高額なものであればあるほど”価値”を感じ、新しければ新しいほど、”価値”を感じているのだろうと思う。
・一周回ってから、わかる価値
古酒や昔のワインの値段が高くなっていくのは、『時間』というものが積み重なっているからで、それに価値を感じる人が居るからである。
時間とはこの地球上で生きる人間、全員が同じ時間軸で年を重ねていく、大富豪が何億円積んでも、時間を早く進めることは出来ない。
『高価だから良い、新しいから良い』というものが、第一フェーズとするならば、時間の経過という、この普遍的な価値を感じれるようになる、第二フェーズに行くまでには、第一フェーズの価値をある程度感じて、手に入れてからでないと、第二フェーズには行けないのだろうと考える。
フェーズとは”局面”や”側面”という意味で、レベルでは無い。
どちらが上とかではないが、この第二フェーズに価値を感じることが出来るには、ある程度、精神的に、もしくは金銭的に豊かでないと普遍的な価値を感じることは出来ないのだろう。
これは、国レベルでもかなり違う部分もあって、上記でも出たジャマイカやアメリカ、日本、東南アジアなどでも全然、価値の感じ方は違うと思う。
シリコンバレーのホワイトカラーの人たちと、アメリカに居る移民の方、ブルーカラーの人たちでも、もちろん価値の感じ方は違うと思うが。
・What is Value?
私のこだわりの、リーバイス501のジーパンは、ヴィンテージのモノを買ってくるのでは無く、自分で修理して長い年月使うのだ。
他人から見るとあまり綺麗でないジーパンも、自分では買った時の新品よりも、価値を感じる。
そして、彼女が修理してくれたことにより特別になり、自分が過ごす時間の経過と共に、普遍的な価値も付いて、より愛着が湧くのだ。
「修理した後が、目立つからかっこ悪いで!」という価値観こそ、疑うべきなのである。
・特別・・・Special
・高価・・・Expensive
・普遍的・・・Universal
この三つが掛け合わされて、価値があるものもあるし、どれか欠けているのもある。
ナイキのエアジョーダンの靴は、なぜ高価なのか?靴職人が時間をかけて、作る靴がなぜ高価なのか?
高額なランボルギーニなのか?発売当時よりも、高額になる、残っている台数が少ないヴィンテージカーなのか?
こまめにオイル交換をし、大切に乗ってきた愛車なのか?
自分が、どこに価値を感じているのかを考えていたい。
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