ヨシダナギ写真展『HEROES 2019』で考える価値の再定義

どうもキヨシロー(@RevoKiyo)です。今週はアート週間で、ひとつの記事にまとめようと思ったんだけど、まったく前回の記事が長くなりすぎて、みんな最後まで読んでくれなさそうなので、分けます。笑

火曜日:アカマルにて『RIDDIM HUNTER』のLIVEを鑑賞

水曜日:ヨシダナギの写真展『HEROES』を鑑賞

金曜日:PANDEMICにて、『DOGEN』を鑑賞

水曜は、大丸京都店・大丸ミュージアムで3/13~4/2まで開催されております、ヨシダナギさんのHEROES 2019へ開催初日から行って来ました。

前日は朝まで遊んでおりましたが、楽しみにしておりましたので、早起きして電車に乗るのが嫌いな、私が阪急電車で行って来ました。

急行列車とかで、よくある電車の向かい合って座る方式で向かいに中国人のカップルと向かい合いながら行って来ました。

目次
・アフリカのヒーロー達
・この人達の物差しとは、なんなのか
・拝金主義や評価経済とは異なる価値観

 

・アフリカのヒーロー達

ヨシダナギさんは、幼少期の頃からアフリカの少数民族に凄い憧れがあり、後に世界を回りその民族の中に入り一緒に生活をして写真のモデルになってもらい撮影されている女性の写真家です。

こちらのとても綺麗な女性です。綺麗な女性なのですが、恥ずかしげも無く、アフリカに赴き現地の民族衣装を借りて同じ格好をして仲間に溶け込むます。

もちろん、半裸なんてこともありますが、「恥ずかしくないのですか?」という記者の質問にも「憧れのヒーローが着ている衣装を着れるというだけで、まったく恥ずかしいという感覚は無い」というたくましい女性。

こんなに素晴らしい写真がたくさん並んでいます。近年、発展していく文化のなかで、少数民族も数が減っているそう。私達が、見ることの無い世界を自分の足で、アフリカに行って、写真を撮って見せてくれるなんて本当にありがたいです。

そして写真家ならば、抵抗するぐらいのレタッチ。絵みたいで不自然ですもんね、ただカッコいいですし強そうなのは、ヨシダナギさんは仮面ライダーなどのヒーローだと思っているからか、元々、イラストレーター出身の方なので、そういった編集にはまったく抵抗は無いのでしょうか。

ヨシダナギさんはカメラは全く勉強しない主義で構図などよりも、写ってる人の顔が良いかが最も大切な要素とのこと。

「好きなことは、仕事にしない!」って決めてるらしい。本など読むとおもしろい生き方、考え方をされる方ですよ。

 

・この人達の物差しとは何なのか

このブログを読んでいる貴方や私は、『お金をたくさん稼ぐ人が偉い人!』っていう拝金主義や、『フォロワーが多い人は凄い人!』他人からの評価を気にして、それらを私達の物差しで計りながら、普段生活をしていますよね。

ただネットも無く、狭いコミュニティの中で、独自に文化を発展していく、この写真の中に写っている人たちは全く違う物差しで生きているんだなぁということを思うと、すごい感慨深いです。

上の写真は、世界一オシャレな民族らしい。もうよくわからない事になっているが、この人達は、自分たちの価値観でオシャレさを競い合って、なにかが決まるんだろうか。

この仮面をつけた方達は、1970年ごろに初めて外界に出て、この仮面をつけたまま町に出掛けて恐れられたそう。

天然アフロヘアーに牛脂をつけて真っ白にしている民族。この方達は、カメラも見たこと無ければ、外国人はもちろん、外部のコミュニティの方達とはまったく交流したことが無かったそう。

・拝金主義や評価経済とは異なる価値観

こういった素晴らしい写真を見て、思うことは、この民族達のコミュニティが羨ましくも感じる。この人たちで、独自のルールや価値観、文化を発展させ、なにがカッコ良くて、なにに価値を感じるのか。

私達のこの日本の大多数の価値観で、年収1億と年収200万円では、年収1億の人のほうが、「偉い!かっこいい!」と思うのは【拝金主義】的考え。

近年出来上がった、まだお金とは直結していないが、フォロワーの多さや、RT,イイネの数を気にして、その人の影響力が計れる世の中、【評価経済】と呼ばれる世界。

最終学歴が東大卒と中卒では、見る目も変わると思う。そんな世界と全く関係ない世界で生きる人たちの生活に少し、羨ましく思うのです。

お金という物差し以外で、価値を計れるものを、模索して、まだ見つけきれていないのが我々だと思います。

だからこそ、この世界と切り離されて、写真に写るような世界で生きてみたいとも思う、考えさせられる写真展でした。

ただこの人たちにも、スマートフォンを与えた瞬間から、私達のような生活にしばらくすると切り替わってしまうのでしょうか。

是非、写真展行ってみてくださいね。おもしろいですよ。

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今回の写真展にも展示されている、写真が詰まった写真集


この本もオススメです。処世術もおもしろい。

 

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