コロナの”いま”だからこそ、考えさせられる映画

どうもキヨシローです。緊急事態宣言も延長され、5月末までになってしまいました。

「STAY HOME」というのがドレンドになっていますが、行きたいところに行けない、娯楽も制限されますからストレスも溜まっている方も多いようです。

家で、過ごす時間も多くなりますから、ネットフリックスやアマゾンプライムなどオンデマンドで映画を観て過ごす方も多いと思います。

私が、最近観た映画の中で、このコロナの時期だからこそ考えさせられた、おすすめの映画をご紹介します。

是非、観てみてください。

 

①シン・ゴジラ

こちら2016年に放映された映画ですが、いまコロナで世界中がパニックになり、経済が破壊され、天文学的な数字の方々が感染し、1日に何千人も亡くなっています。

もちろんこの『シン・ゴジラ』は架空の物語なのですが、異様に今見るとリアリティがあり、リンクする部分が非常に多い映画なのです。

未知の生物が、海洋から現れることから、物語が始まります。

まだ、海洋から姿を見せない段階では、未知の生物『ゴジラ』を信じない政治家や専門家などがおり、この後一大事になることとは知らずに、呑気な対応を見せます。

ただ、この巨大生物のゴジラが姿を現し、次々に街を破壊していくと、その物語で描かれている日本はひとつに力を合わせ挑んでいきます。

その破壊されていく日本を、米国などの各国が協力し、政治や官僚、各省庁のトップ達が力を合わせ、このゴジラの侵略を止めようと、あらゆる手を使って対策を取っていきます。

よくある、怪物が破壊行為を繰り返しながら侵略をして、その怪物を倒すというような、よくあるアクション映画では無いことは、すぐに気づかれると思います。

そこで描かれる、日本の総理大臣や省庁の大臣や官僚などは非常に優秀で、かなりのスピード感で対応していきます。

現実の世界で、このスピード感でものごとに決定を下していたら、おそらく現実世界の”今”の我々が置かれている状況も一変しているだろうなぁと関心出来るほどです。

ただ映画の中ではものすごいスピード感で対応し、各国も連携し、総理大臣も次々に重大な決断を下していきますが、ことごとくゴジラにやられてしまうのですが。。。

映画の中身まで、お伝えしすぎてしまうと、皆さんが観てくれなくなってしまいそうなのですが、

私の一番印象に残っているのは、終盤に「我々はこのゴジラと、付き合っていかないといけないのか・・・」というセリフがあります。

今の、この状況とマッチしすぎて、ドキッとさせられます。

おそらく、このコロナも”収束”することはできても、”終息”はせず、手を変え品を変え、インフルエンザのように、このウイルスと人類は付き合っていかないといけないんだろうなぁ。と考えているからです。

まあ悲観的な暗い映画ではないのですが。(笑)

ぜひ見てみてください。

 

②シチズンフォー スノーデンの暴露(字幕版)

私は、被害妄想なやつや、都市伝説を好む、陰謀論者とはあまり話が合いません。まわりに、たくさんおられますが、まあ聞き流せるタイプですが。(笑)

ただこの映画、ドキュメンタリー映画なのですが、妙に今観ると考えされられるので、ぜひ観ていただきたい。

このスノーデンという方は、元CIAの職員であり、ある告発を行いました。

アメリカ国家安全保障局(NSA)がアメリカの国民の通話記録などを傍受しており、それは全世界にも及び、氏名や住所、カード番号や位置情報なども割り出しているという告発を行いました。

現在、スノーデンさんは、情報漏洩罪などで指名手配されますが、ロシアで居場所を非公開とし、逃亡生活をしています。

陰謀論か?怖がりすぎだろ。。。と思うような場面はあるのですが、ここまで詳細を話せるということは、本当なんでしょう。まあされていたとしても納得はできます。

中国が実際に10億人もの国民が存在しながら、共産主義の名のもとに行っているのですから。

このスノーデンの個人の自由やプライバシーを尊重する、リバタリアン的な思想の持ち主なのですが、民主主義的で、この欧州や米国てきな思想が、感染症の前では限界なのかもしれません。

もちろん日本も、米国に習ってるわけですから、このプライバシーを尊重しています。

ただ、今回のコロナウイルスのような感染症が、パンデミックした場合にこのプライバシーを重視している国が収束に時間がかかり、どのように対応したら良いかわからなくなってしまったようです。

このコロナウイルスの収束に比較的成功したといえ、見習うべきだと言われている国が、【中国・韓国・台湾】です。

中国から発生したウイルスなのに、見習うべきと言われても、少し腹は立ちますが、スマホのGPSから国民の位置情報を割り出し、濃厚接触者に個別に連絡を取り、検査をすることができたのが、早い収束に繋がりました。共産主義であるからできます。

韓国では、SARSやMERSの流行の際に、法律を変え、GPSから国家が位置情報を把握できるようにしていました。

台湾は国民に理解を得ながら、GPSでの割り出しを進めていったといいます。台湾らしい、国民が納得しながらできたそうです。

もちろん、欧州や米国、日本ではこんなことは言語道断、絶対にできるはずがありません。

スノーデンの言う通り、システムがすでに揃っており、これを行おうと思うと、容易にできますが、口が裂けても満員電車で貴方と同じ車両にコロナ感染者が居ると、スマホの移動履歴から割り出しましたので、検査を行います。

などと口が裂けても言えません。

いま、グーグルとアップルがGPSからではなくBluetoothの接続履歴から、濃厚接触者や感染者と距離を保てるように、試行錯誤しアップデートの際に、それらしきアプリを導入すると宣言していますが、なかなか国民の大半から同意を得てその都度、承諾をもらうというステップが多く、浸透するのは難しいとのことです。

もしかすると、文化や思想までが、コロナウイルスに殺されるのかもしれません。

握手やハグがお辞儀になり、シティに憧れ集まっていたのが、田舎に分散するかもしれない。

自由やプライバシーの線引が変えられようとしています。

どこで折り合いを付け、我々のプライバシーを諦めるか、”今”こそ考えなければならない時かもしれません。

 

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