【芸術】ルネサンスが起こった理由から学ぶ

どうもキヨシロー(@RevoKiyo)です。今回は、「そんな考え方もあるか~」と思う話をする。高3で就活を皆していたときに、車やバイクがとても好きな子が居た。

工業高校ということもあってか、車関連の企業や整備する会社などの求人が来ていたので、当然その子は、好きだから車関連の企業に行くのだろう?と聞いてみたが、「仕事にしてしまったら”車”が嫌いになってしまいそうだから、関係無い職種を探している。」と言われた。

そしてその子は、まったく違う鉄道系の仕事に就いた。

私は、ジャマイカに行き、サウンドマン,いわゆるDJで食っていけるお金を稼ぐんだ。と思っていたので、好きなことで飯を食えたほうが良いに決まってる。と当時考えていた。

ただそんな考えも、最近は変わってきた。お金を、安定的にたくさん稼ぎ、自分の好きなことを表現したいと思うようになった。

この考えは間違いでも新しいと言うわけでも無く、お金が潤沢にある状態が、芸術を発展させてきた歴史が700年前からあった。

遠い昔にも芸術家や美術家は「食えるかどうか問題」を切り離したほうが、芸術は発展していたのだ。

 

目次
・ルネサンスとは

・ルネサンス以前と以降の絵画

・ルネサンスが起こった理由から学ぶ

・さいごに

 

・ルネサンスとは

ルネサンスRenaissance)とは、日本語で言いますと、文芸復興という意味でも訳されます。ギリシャやローマの古代の文化を復興しつつ、新しいものを再生、生み出そうという運動。

ルネサンス以前のイタリアでは、『キリスト教,教会』が中心にありました。そのキリスト教からの見方ではなく、人間を中心とした見方に切り替えていこうという運動をルネサンスと言います。

そしてこのルネサンスが、イタリアで1300年から1600年頃に起こり、【文化、美術、現実、思想】など、それは多岐に渡ります。

そしてこの300年の間で、有名な画家達の書いた絵画や芸術が恐ろしく発展した。

 

・ルネサンス以前と以降の絵画

まずはルネサンスが起こる以前の絵画を見てみます

こちらは作者不明ですが、ルネサンス以前の1200年代の、絵画。

チマブーエという作者が1280年ごろに書いた絵画。

この時代は教会に注文されて、画家が描くものが多く、『絵画を見て、楽しむ』というよりは、『祈る対象』であったということです。

またこの頃の絵には、いまの私たちが見ると、違和感を感じる部分があると思います。

  1. 位置関係がおかしく、不自然な平面感
  2. 全員が無表情
  3. 人の大きさがバラバラで、真ん中の人が巨人

などです。

まだ遠近法を上手く利用して描けていないということと、重要人物をを大きく描くなど、この頃のルネサンス以前の絵画にも様式美というものがありました。

ルネサンス以降の絵

ルネサンス盛期には、名作と誰もが知る著名な、作者が居ます。レオナルド ・ダ・ヴィンチにラファエロやミケランジェロ。

とくにモナリザで有名な、ダ・ヴィンチは、徹底的に人体解剖を行い、人間の構造を研究し、遠近法にもいろんな種類の遠近法があるのですが、それらを数学的に、科学的に研究し、素晴らしい作品が生まれています。

有名なダヴィンチ作の『最後の晩餐』

写真がある時代に生まれた我々からすれば、立体のものを、平面に閉じ込める見え方を知っているので、普通の事かもしれないですが、『最後の晩餐』にはズレも無く遠近法を用いて描いています。

より写実的に描けるように遠近法を発見して、人体の構造を研究し絵を描いたというのはすごい大変なことだろうなと想像できます。

1506年 ラファエロ 『ベルヴェデーレの聖母』

ルネサンス盛期の1500年代になると、より人物の顔も柔和な人間的な顔になり、背景も綺麗に描かれて、より人間視点的な、絵画は楽しむものになっていることが分かります。

ルネサンスが起こることで、より絵画・芸術のレベルが上がったということです。

 

・ルネサンスが起こった理由から学ぶ

このルネサンスが、起こった理由のこれって本当に大切な要素なんだろうな、と思う部分が有ります。

それは『裕福』になったことです。

この時期のイタリアは東方(イタリアから見た東側)との結びつきが強く、ヨーロッパへスパイスの輸入販売を独占して大儲けします。

国全体が大儲けしてその富豪がパトロン(出資者)として、画家の生活を保障しながら、絵を描かせました。教会からの注文により、祈る対象として描く絵画では無く、アート、芸術として良い作品をいかに生み出すかということに集中できたのだろうと思います。

お金が無い状態よりも、お金に余裕があるほうが、良い作品を生めたという歴史がありました。

生活のために、作品を作る。仕事として、ご飯を食べるために作品を作るというよりも、芸術、アートの場合は、ある程度、豊かな方が良い方向に進みました。

 

・さいごに

自分に言いかえれる事としては、稼ぎ続けることです。おそらく私が来月の家賃を「どうやって払おうか?」という心配があった場合、何のためにこれをするのか?お金になるのか?など考えてしまって、本当の意味での面白いモノや良いモノを生み出すことは出来ないと思います。

そしてオーダーを受ける仕事は発注者の意向に沿ったものを作らないといけないし、自分の好きなものを作る。好きなことを表現するということは分けて考え、両方作り続けるということです。

趣味や遊びを本気でやっているんだ!というほうが、良いモノが生まれ結果的にそちらの方がお金に繋がるということ。

ただ、私の大好きなダンスホールミュージックが生まれる、ジャマイカでは今でも貧困な状態が続いておりますが、そんな中で、生まれる音楽も私は好きです。

ただ、ジャマイカという国自体が、豊かになった時に、どんな音楽になり、どういう歌詞になるのかということも気になります。そうなったら、私はまだ好きなんですかね?

 

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