ジャマイカドルと暗号通貨(仮想通貨)

どうもKiyoshiroです。ジャマイカで日本人向け宿泊施設ラブリッシュを営むジュンさんがとてもおもしろい記事、【日本円をジャマイカドルに換金する場合どのようにすると、ジャマイカドルを多く手にすることが出来るのか?】という記事を書いてありましたので、私もこんな内容を書きたくなりましたので書きます。

まず【お金】とは何なのか?それは価値を保存するものです。その【お金】の価値は誰が保障してくれるのか?というと国家です。国家の信用に基づき、お金は価値を保障されます。

つい日本も90年前までは【金本位制】といい、ゴールドとお金の価値は結びついておりました。1929年ごろより、日本も含む主要国家が現行の通貨管理当局(国家)が自由に調節する【管理通貨制度】に変わりました。

国家の信用と結びついている、お金なので【円】をジャマイカでは使えないし、【ジャマイカドル】を日本では使えません。なぜかというと、ジャマイカでは日本のお札に本当に価値があるのかがわからないし、ジャマイカドルがいくらの価値があるのかなんて、日本のお店の人が知る由もありません。

ですが、【アメリカドル】はジャマイカでも価値が理解され、買い物も出来ますし、アーティストのギャラの支払いにも使えます。

ちなみにアメリカドルが世界一の信用を誇ります。それが、アメリカという国家の信用度です。二位はユーロ。三位に円となりますが、円の価値もどんどん下がっていくだろうと思います。

上で紹介しておりました記事のとおり、日本円をジャマイカにそのまま持っていっても、換金所でジャマイカドルと交換してもらえませんし、スーパーマーケットでも、もちろん使えません。当然ながら逆も然りです。

世界には200以上の通貨がありますが、人が国を移動するたびに【換金】という作業をしないと、買い物などはできません。

そして日本円からジャマイカドルへの換金の場合は、日本円→ドル→ジャマイカドルというような換金の仕方をしないといけません。

もちろん記事のような、いかなる換金方法でも差がありますが手数料というものがかかります。ウエスタンユニオンやクレジットカード、換金所なり銀行振り込みであっても、人件費や不正利用された場合の保障などのため、手数料が取られます。故に換金方法の手数料で損得が生まれます。

ただ、このように換金方法で差が出る状況や【換金】を行うこと自体が、おそらく数年以内に、無くなると思っています。
フォーブスの記事ですが、暗号通貨のビットコインを「国家通貨」にしたほうがいいんじゃないかとの、議論がジャマイカでおこりました。

日本円を暗号通貨ビットコインに換え、そのままジャマイカでも買い物などの支払いに使えるようしたら、面倒な換金などしなくて済みます。手数料は、0.1円程で、買い物の際に利用しても気にならない程度です。(ビットコインキャッシュの場合の手数料)

もう一つメリットがあります。ビットコインは国家の信用に裏付けられていないため、インフレの回避に利用できます。

上記はインフレ率を表したグラフです。90年代のジャマイカのような政治が不安定な場合、急激なインフレが起こったりします。

インフレ率100%の場合、去年まで1万円で変えたものが、今年は2万円ということになります。100万円貯金してた人は、ものの価値が2倍になるので、お金の価値は実質50万円の価値しか無いということになります。

実際にベネズエラではインフレ上昇率が2018年末には100万%になると言われてます。1万円で買えたものが、翌年には1億円です。一生懸命、貯金してたお金も紙切れになります。

ただビットコインの価値も、去年の年末の頃と比べると、3分の1程度の価値になっておりますので、安定した価値になるまでは実用的ではありませんが•••

ただ、多国籍企業のAppleやAmazonがApple PayやAmazon Payなどで、旅行先で決済すると自国通貨の現地レートでアマゾンアカウントから自動的に決済されるという事も近い将来あると思います。

こうなった場合は、換金という煩わしい作業や、換金方法で差が出るようなことは無くなります。

そしてジャマイカの様な国家は、外貨を得て豊かに少しでもなればいいなぁと考えます。

そして近い将来必ずこのようになると思います。

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